価格(新品) : ¥ 540 ユーズド : ¥ 176
[ 定価 ¥ 540 ] 通常24時間以内に発送
本 [文庫] (2004-09-15) ASIN: 4062748681
アマゾンでの売り上げランキングが1360 位の商品です。
→このカテゴリーの売れている人気商品を見る
著者 : 村上 春樹,
レーベル : 講談社,
製造元 : 講談社,
ページ数 : 302p
高さ : 63cm
サイズ : 591cm
重量 : 35kg
幅 : 425cm
出版社 : 講談社,
スタジオ : 講談社,
Amazon.co.jpで詳細をみる
[カスタマーレビュー]
124人のカスタマーによる評価は 4.0 です(5点満点)
ハードル上げすぎちゃったなぁ・・・
[ 評価 : 3 ] 2008-11-14
著者の作品は今回初めて読みました。
代表作と言われてますし、評判がかなりいいみたいなので、
かなり期待しちゃったので、うーん・・・って感じでした。
まず、登場人物の会話が人間っぽくないし、みんな妙に理屈っぽくて個性がないというか、
ぼーっと思い返して見ると印象に残る人物が居ないように感じました。
(鮮明に思い出そうとすれば一応覚えてるんですが・・)
自殺してしまった人や、その人達との関係にも感情移入ができませんでした。
まあ、当然主人公にとって悲しい思い出っていうことは理解できるって程度。
ただ、結構引き込まれる雰囲気は確かに有るような気がします。
ストーリーやキャラクターじゃなく、この雰囲気 空気を楽しむ作品なのかな?
別に読みづらいわけでもないし、悪くはなかったです。
ただ、ちょっと期待が大きかったのでやっぱり星3つがMAXカナ・・
Amazon.co.jpで詳細をみる
ボンボニエール〜想い出の玉手箱
[ 評価 : 5 ] 2008-11-09
めくりめく長い月日を経て、自分の全身全霊をかけて愛し抜いた直子という女性の記憶の断片が、飛行機の中で流れていたビートルズの「ノルウェイの森」の曲と共に、デ・ジャ・ヴュとしてよみがえってくる・・・。
時代は学生運動の全盛期。大学生活を送っている主人公の「僕」は、自殺していった姉や恋人の死に打ちのめされ、まるで三途の川をさまよう亡霊のように生きている直子へ、ストイックな愛を捧げる。
肌を重ねながら「僕」の周りを通り過ぎていく様々な女達の事は何も思い出せないけれど、美しい直子の事は、一つ一つのしぐさ、くせ、ほくろの位置まで鮮明に脳裏に焼き付いている。
死という荒波に押し流されてしまいそうな彼女を、苦しみの世界から連れ出して、二人で明るい生活を築いていきたいけれど、もがいてももがいても「僕」の心の中でずっと咲き続けている直子という花の花びらが散っていくのを、どうする事もできずに遠くからじっとながめているような焦燥感と絶望感。
そこはまるで、ノルウェイの森のように深くて暗い闇の世界。
そして、結局直子は自殺した人々のあとを追うように、自ら死を選んでしまった。
彼女を失ってから、廃人のように旅をしながらさまよっていた「僕」は、今を生きる人たち〜直子が入院していた精神病院のルームメイトのレイコさんや、大学で知り合った緑という温かくて一風変わった人々に支えられ、生き延びていく事を決意する・・・。
最愛の人を失った哀しみを乗り越えて、緑という女性と新しい愛を培って、自分の居場所を見つけながら生き抜いていくというラストシーンは、ノルウェイの森という深い暗闇の中に差し込んだ一本の光の矢のように輝いていました。
私はこの本を読んでいる時も、このレビューを書いている時も、ずっと涙が止まりませんでした。
「人を愛するという事は、どうしてこんなにも哀しいものなのでしょうね。」
Amazon.co.jpで詳細をみる
村上春樹の恋愛世界
[ 評価 : 4 ] 2008-10-20
他の村上作品よろしく、「普通」のパーソナリティーを持った人は一切出てこない。
主人公の「ワタナベ君」やヒロインの直子はもちろん、僕たちの平衡感覚とは明らかにことなる登場人物ばかりである。
さらに奇異なのは、登場人物のうち4人もの人々が「死」んでしまう点である。
それも「自殺」という形によって、である。
特に、この恋物語のキーになっている「キズキ」(=ワタナベ君の親友であり、直子の恋人だった。)の自殺の理由は必ずしも明らかでない。
とまあ、相当におかしな物語なのであるが、私は個人的には好きだ。
その理由の一つが、類まれなる比喩のジャンプである。
その中で最も印象に残った台詞が
「世界中のジャングルの虎が溶けてバターになってしまうくらい好きだ。」である。
はっきり言って、意味が不明!と言われてしまえば、返す言葉はない。
しかし、世界中のジャングルや、その中の虎、そしてその虎たちが溶けてゆく様を想像すると何とも面白く、またそれほどまでに「熱い」思いを自分を抱いているだろうか?などと考えると何とも感慨深い。
そのような「村上ジャンプ」が隋所にちりばめられているのである。
この点については好き嫌いが大きく分かれるであろうが、私は好きである。
Amazon.co.jpで詳細をみる
理性の愛への挑戦
[ 評価 : 5 ] 2008-10-17
この小説のテーマは、理性の愛への挑戦であろう。
好きな人、愛する人のために、若しくは、見知らぬ人間のために、
その人の気持ちになろうと一生懸命になったことはありますか?
この小説は、そんなあなたに読んでもらいたいと思っています。
特に、次の言葉に同調するあなたに。
「どうしてこんなにがんばっているのに気持ちが伝わらないのだろう?
でも大丈夫、もっとがんばればいつの日か。」
愛や好意といったものには「相性」など、人間にはほとんどどうすること
もできない「不条理さ」があります。しかし、この小説の主人公のワタナベは、
あくまでも誠実に、不条理さと向き合っていきます。
こんなまじめな、誠実な人間はなかなかいません。
私にとってワタナベは大切な友達だし、これは最も大切な小説です。
そこまで惚れ込ませる小説です。
Amazon.co.jpで詳細をみる
哀しみからの再生の物語
[ 評価 : 3 ] 2008-10-17
主人公と直子との恋。それは、表面上は静かで穏やかに見えた。
けれど、心の中ではお互いがお互いを激しく求め合っていた。
だが、求めても求めても決して得ることのできないものもある。
二人は、寂寞感を抱えながらも一生懸命生きようとしたのだが・・・。
ほかに道はなかったのか?こんなにも哀しい生き方しかできな
かったのか?激しい哀しみは、時に人から生きる意欲さえも
奪ってしまう。そこからどう立ち直り、どう自分を再生すれば
いいのだろうか?読んでいて胸が痛い。ラストに、ある女性が
主人公に言った
「痛みを感じるのなら、その痛みを残りの人生を通してずっと
感じ続けなさい。そしてもし学べるものなら、そこから何かを
学びなさい。」
という言葉が強く心に残った。
Amazon.co.jpで詳細をみる