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本 [新書] (2009-05-15) ASIN: 4087204952
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著者 : 三好 円,
レーベル : 集英社,
製造元 : 集英社,
ページ数 : 205p
高さ : 55cm
サイズ : 669cm
重量 : 31kg
幅 : 425cm
出版社 : 集英社,
スタジオ : 集英社,
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[カスタマーレビュー]
6人のカスタマーによる評価は 4.5 です(5点満点)
公営ギャンブルの成り立ちと現状
[ 評価 : 4 ] 2009-09-05
公営ギャンブルについてその成立から現在までを解説している。
競馬、競輪、競艇、オートレースについてそれぞれ触れられている。
公営ギャンブルの成立は戦後の復興やインフラ、社会福祉の充実などを
目的に次々と法整備がなされて実現してきた。本書ではその経緯がまと
められており、このような内容の本はあまりないのではなかろうか。
法律に基づき自治体の収入に貢献してきた公営ギャンブルだが、1990年
ごろをピークに売上高の大幅な減少がみられる。成立の経緯と並んで
このような競技場の廃止問題が本書の中心的な内容である。
最後には、公営ギャンブルに対する合理化、縮小化の提案が述べられて
いる。
本書は公営ギャンブルの成り立ちと現状に関してまとめられたコンパクト
な本である。公営ギャンブルについての調べごとやオタク的な興味から
読むのについては、内容的に珍しいのでお薦めできる。
ただ、この本を読むとJRAを除く公営ギャンブルはもう駄目なのか、世代
交代がうまくいかずに衰退の一途をたどるのか、自治体収入を得るための
古めかしい装置にすぎないのかという悲観的なイメージが先行する。
そういった厳しい状況におかれているのは事実だが、近年売り上げを伸ば
した蒲郡競艇のような例もあることを付け加えておきたい。
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公営競技と時代の変化
[ 評価 : 5 ] 2009-07-06
公営競技の歴史、および社会の成熟化に伴う公営競技に対する意識の変化、今後の在り方などを考えさせられました。カジノ構想との違いについての議論があっても良かったかもしれません。
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公営ギャンブルから見た戦後史―
[ 評価 : 5 ] 2009-06-29
本書は、フリーランスのライターとして活動し
多くの企業の社史等を手がけてきた著者が
公営競技(公営ギャンブル)の歴史と現状を紹介する著作です。
GHQの意に反して成立させた競馬法
MPまで出動した鳴尾事件
美濃部都政下での都営ギャンブル廃止と強硬な反発
国民的人気を得たハイセーコーの登場
―といった戦後すぐの黎明期から
現在にいたるまでの主要な出来事をコンパクトに紹介。
そのうえで、
「開催すること自体がギャンブル」と評される地方の赤字経営や、
相次ぐ事業撤退とその度に沸き起こる補償問題など
今日の公営ギャンブルが抱えている問題を概観します。
筆者は公営ギャンブルについて好意的な立場ですが
無批判に持ち上げことはなく、
また持論の民営化も、私見と断った上で述べているので
著者と異なる見解をとる方も読みにくさを感じないはずです。
個人的に印象深かったのは
未刊行の『東京都営競争事業の沿革』に基づく大井競馬場や江戸川競艇の様子。
公営ギャンブルやそれを囲む当時の世情も垣間見れ、
とても興味深かく感じました。
公営ギャンブルが廃れる一方、
公営カジノ設置が提唱される今日―
競馬等に興味がある方はもちろん、
ある時代の社会史として、多くの方に読んでいただきたい著作です。
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ものたりない
[ 評価 : 3 ] 2009-06-20
参考文献を一瞥すればわかるように、
公営競技の歴史については充実している。
本文全体にわたってそれが要領よくまとめられている。
けれども、将来展望にあたり、
競合する業界や地方自治そのものとの関係で、
ギャンブル(カジノ全般〜パチンコ)関連や、
財政(国家〜自治体)関連の文献が不足している。
要するに、これまでの公営競技については明るい。
けれども、これからの自治体収入・あり方、
他業界との関係については、ほとんど明るくない。
一口に言えば、公営の民営化、それだけ。
惜しむらくは、
これまでの公営競技に関して、
「投石→放火」「機動隊と消防車」に象徴される、
かつての有名な騒擾事件のみならず、
締切後のオッズ操作(的中票の事後買い増し)など、
主催者側による重大な不正事件の数々をも、
網羅的に紹介しておいてほしかった。
続編があるなら、その内容に期待します。
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がっちりした公営ギャンブル史研究
[ 評価 : 4 ] 2009-06-08
凋落著しい自治体主催の公営ギャンブルについて、歴史がメーンだが、最初と最後は地方3競技の現状も書かれている。3競オートすべてを見渡し、かつ戦後史を振り返るので、駆け足過ぎる感はあるけど、新書にはもったいないくらいのがっちりした公営競技研究。かつ、公営ギャンブルの本を書くほどに詳しい人は大抵、愛着を持つ人が多いので、感傷的な存続論をぶつ(悪くはないが)人が多いが、著者の議論展開は公営ギャンブル文化の良さを語りつつも中立的なのもいい。かつてはドル箱だったかもしれないが、今はやればやるほど赤字が膨らむ公営ギャンブルに著者は「財政支援のための事業なんだから、赤字じゃ本末転倒。単年度赤字なら撤退しかない」とあっさり。だが、著者も言うように、売り上げ回復を期待してぎりぎりまで粘って、却って赤字が膨らみ、廃止に追い込まれた自治体も少なくない。
著者は、自治体という小さい経営母体では、(特に競馬は、中央と軒並み赤字の地方が並立している意味は全くないという)の存続は難しい、民営化しかない、と著者は主張する。ファンの高齢化が進む一方の公営競技。あの昭和漂うレトロな空間は、心地よいけどずっとは続くものではないんだろうなあ。
議論は読み応えがあったし、公営ギャンブルに支えられているのに、「ギャンブル=悪」のイメージとの板挟みに葛藤し続けた戦後自治体の様子、特に都内の公営ギャンブルの隆盛ぶりもしっかり書き出されて面白かった。
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