pheelo amazon search アマゾン検索 > 本 > 「月をめざした二人の科学者―アポロとスプートニクの軌跡 (中公新書)」の詳細
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本 [新書] (2000-12) ASIN: 4121015665
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著者 : 的川 泰宣,
レーベル : 中央公論新社,
製造元 : 中央公論新社,
ページ数 : 263p
高さ : 55cm
サイズ : 677cm
重量 : 44kg
幅 : 433cm
出版社 : 中央公論新社,
スタジオ : 中央公論新社,
[エディターレビュー]
人類が実現した最も壮大な夢、アポロ計画。月に人間を上陸させることは、冷戦期の米ソの威信をかけた闘いであり、莫大な金と人が注ぎ込まれた。あまり知られていないことだが、2大強国にはそれぞれ中心的な役割を果たした科学者がいた。アメリカのフォン・ブラウンとソ連のコロリョフである。2人のどちらかが欠けていても、米ソの宇宙開発はずいぶんと違うものになっていただろう。本書は、人類を月に送り込むという空前の開発レースを、幼いころからの夢を追い続けた「史上最強のライヴァル」の名勝負としてつづったノンフィクションである。フォン・ブラウンもコロリョフも1930年代のロケットブームの影響を受けた世代だった。会ったことこそなかったが、運命の糸は劇的に交錯している。ドイツ生まれのフォン・ブラウンはV2ロケットの開発に携わり、その技術をアメリカで発展させる。歴史の転換点となったドイツ脱出劇は実にスリリングだ。一方、コロリョフはドイツから持ちかえったV2を徹底して研究し、初の人工衛星打ち上げと有人宇宙飛行を成功させた。コロリョフのチームには、かつてのフォン・ブラウンの同僚も参加している。
けっきょく、偉業を達成したのはフォン・ブラウンだけだったが、政治、軍事、技術的困難に決して屈することのなかった2人をめぐるドラマは、表舞台の宇宙開発同様、ダイナミックで魅力的である。著者は宇宙の専門家だが、とても読みやすく、エンターテイメント小説顔負けのおもしろさである。(齋藤聡海)