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本 [単行本] (2001-12-07) ASIN: 4163580506
アマゾンでの売り上げランキングが776023 位の商品です。
著者 : 井上 トシユキ, 神宮前.org,
レーベル : 文藝春秋,
製造元 : 文藝春秋,
ページ数 : 331p
高さ : 87cm
サイズ : 732cm
重量 : 79kg
幅 : 543cm
出版社 : 文藝春秋,
スタジオ : 文藝春秋,
[エディターレビュー]
200万とも300万ともいわれるユーザーを持つ巨大掲示板サイト。それが「2ちゃんねる」だ。書き込みに際して完全な匿名が保たれているため、誰もが社会的束縛を離れて 発言し、自由に情報を交換することができる。その一方でユーザー同士の容赦ない罵倒や攻撃、「厨房」「ドキュン」といった独特の用語、犯罪がらみの書き込みが噂されたことなどから、怪しげなイメージが広がってもいる。実際、掲示板サイト全体をさげすんで「便所の落書き」と呼ぶ声まである。だが、「2ちゃんねる」は本当にそれだけの存在なのだろうか。本書は2ちゃんねるの誕生(1999年)から急成長、そして閉鎖騒ぎ(2000年)などの過程を追いつつ、その実態と社会的意味を分析する。また、管理人「ひろゆき」(西村博之)へのロングインタビュー、および彼と田原総一朗、宮台真司ら4人の識者との対話がもう1つの柱となっている。ひろゆきの人物像がこれほどまとまった形で掘り下げられるのは、初めてのことである。
2ちゃんねるを情報化社会の縮図などと決めつけるのはたやすい。しかし、そうした通り一遍の解釈を笑い飛ばす不敵さがここにはある。ユーザーには情報の価値を判別することが求められ、根拠のない憶測を述べる者やそれに惑わされる者は、あっという間にたたかれて姿を消す。本書で繰り返し出てくる言葉の1つに「メディアリテラシー」がある。情報を読み解く力、とい ったような意味だが、2ちゃんねるこそ、それを体得する場なのだという。この主張が正しいかどう かは、ひとりひとりのユーザーが決めることだろう。実際に参加し、自ら発信源となる行為が、情報とのかかわり方を模索する何よりの糸口になるのだから。(大滝浩太郎)