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大相撲の経済学

大相撲の経済学

大相撲の経済学

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本 [単行本]   (2003-09)    ASIN: 4492313303  

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著者 : 中島 隆信,
レーベル : 東洋経済新報社,
製造元 : 東洋経済新報社,
ページ数 : 204p
高さ : 87cm
サイズ : 740cm
重量 : 53kg
幅 : 512cm
出版社 : 東洋経済新報社,
スタジオ : 東洋経済新報社,

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[カスタマーレビュー]

7人のカスタマーによる評価は 4.5 です(5点満点)


大相撲の向こう側にある部分をアカデミックに解説する。

[ 評価 : 5 ]  2009-10-21
大相撲は伝統芸術かスポーツか。不思議な存在だ。序章にあるが相撲の世界は一般社会にも通じる。つまりスポーツ界の実力主義の典型ながら力士は年功的賃金体系に守られ、相撲協会の定年65歳終身雇用という日本的経営組織であり、年寄株不足は日本の年金制度の将来を暗示し、八百長はご法度だが企業の中で社員同士の助け合いに似る。本書は相撲の雑学本とは違う切り口で非常に面白い。2003年出版で記述は平成15年夏場所時点までであるから続編を是非読みたいものだ。第1章は力士は会社人間。総当たりでなく、相撲部屋移籍の自由がなく、相撲協会の排他性、角界の競争制限等々。第2章は力士の給与体系。番付「職階給与」とは別に「力士褒賞金」という給与もある。第3章は年寄株。大相撲は現役と年寄を社員とする。一所懸命努力して番付を上げれば、15歳で角界入りの少年は日本相撲協会という会社で出世し65歳定年まで50年間お世話になれる。第4章は学歴と引退した幕内力士の第二の人生だ。辛いのが三段目力士の長引く滞留だ。景気低迷で転職が難しい。第5章は相撲部屋の経済学。部屋の収支と最適規模だ。後援会とタニマチ、協会と部屋等についての記述が興味深い。第6章が無気力相撲。部外者が目くじら立てるより相撲協会が自ら考えることと説く。第7章が一代年寄の損得。第8章が外国人力士。独占阻止に人数制限をするが、力士は高給ではないこと、高リスクの特殊資産形成、年寄株取得制約から深刻な問題にならぬと説く。但し日本人新弟子数が増えなければ話にならない。第9章は横綱審議委員会の謎。第10章は特殊なチケット販売。第11章は角界の構造改革。200年以上の伝統で培われた伝統の差別化された文化か、純粋にスポーツとして格闘技の競技性を高めるか、今後はどちらかの選択である。因みに著者は中学時代から相撲に入れ込み、塾では「大相撲の経済学研究会」を主催している。

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大関がいいねー

[ 評価 : 4 ]  2009-09-23

他のスポーツでも言えることだが、
スポーツ選手の稼げる期間はひじょうに短い…
精々30歳くらいまでの短期間で稼がなければならないのだから、
早めの出世を目指し中卒で入門することは理にかなっていると思う。

私は基本的に大相撲は完全実力の世界と考えているが、
幕内以上まで昇進できれば、よっぽどの逸材を除き、
会社員のように長ーく給料を貰える安定生活を
望んでも不思議はないかと…
もしものケガによる生活補償がアテに出来なければ尚更…

さて、なかなか成れるものではないが、大関という地位は良い。
極端に言うと一度昇進出来れば、
2場所連続で負け越さなければ、地位は落ちない…

例えば、年間6場所90日間の取組で、
8勝7敗→0勝15敗(または休場…)→8勝7敗→0勝15敗(または休場…)
8勝7敗→0勝15敗(または休場…)
と僅か年間24勝で大関の給料が貰える!?

うっかり横綱まで昇進してしまい、何かと注目を浴びたり、
少々弱くなりましたねと、引退勧告を受けたりするよりも
弱小大関とか何やらの非難を覚悟が条件ではあるが、
なんとか地位を維持したいと思っても………おっと!?失礼

いずれにせよ、たいへん面白い本だった。

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これぞ真実!

[ 評価 : 5 ]  2008-05-05
経済の専門知識がないと読めないような本かと思いましたが、全然そんなことはなくて、とても読みやすい本でした。
この本を読んで驚いたのは大相撲のシステムが実は良くできているということでした。
この本を読む前までは、角界のルールは古臭い前世紀の遺物くらいにしか思っていませんでした。
とくに、力士の給与システムとか。本当に目から鱗の連続でした。

これを読めばやくみつるとかの主張する大相撲改革がいかに上っ面を撫でただけの浅はかなものか分かるでしょう。

メディアの主張する大相撲改革にどこか納得できないという人には絶対におススメです。
相撲観が変わります!

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おもしろい! ためになる!

[ 評価 : 5 ]  2007-08-25
 筆者は大相撲をその伝統に基づくしきたり等々を含めて、それが経済学という学問から見てどのような意味を持つのかということをなるべく客観的に論じろうとしています。そして客観的であろうという姿勢と同時に筆者の相撲に対する愛情が伝わってきます。いわゆる相撲の裏話を集めた本ではありません。

 この本を見る限り、大相撲すなわち財団法人日本相撲協会という組織はほんとうに日本的な組織であることが分かります。

 相撲に詳しい方も一読の価値があります。

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いままでのよくある相撲知識入門本とは違います

[ 評価 : 5 ]  2006-01-30
ある程度、一般企業や経済についての基礎知識があってから読むと特に面白いでしょう。相撲業界の「しきたり」と単純に考えていたことが経済的視野でもって検討すると、とても理にかなっていることに納得。企業の人事に関わる方が読んでも参考になるのではないでしょうか。具体的な力士名もある程度の相撲ファンであれば分かるので新たな切り口での「相撲の見方」模索中の方にもお勧めです。

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