英語版をクリアしての感想
[ 評価 : 3 ] 2008-10-20
待ちきれずXBOX360版(英語版)を購入してしまいました。
初代のサイレントヒルからシリーズ全て(アーケードも)をプレイしているほどのファンですが、
正直今回の作品は、『2を超えられなかった』という感想です。
私個人の主観に過ぎませんが、サイレントヒルに求める“恐怖”とはやはり、
じわりじわりと精神を蝕むような怖さです。
ハリウッド的な演出やド派手に驚かせるようなものは求めていません。
当然大多数のマーケットがどのようなものを好むのかでシステムや制作方針は
決められるので仕方ありませんが。
肝心のゲームの内容ですが、まずストーリーに関しては最高傑作の“2”のような、
うつな主人公がうつな理由で最初から最後までどんよりして、
プレイしたら気が重くなるようなものではありませんでした。
だんだん規模が大きくなっていく感じも私は好きではなかったです。
次にアクション要素ですが、主人公がかなりアクティブです。
凡人とは思えない武器さばき、側転、銃の扱い、がちょっとやりすぎ感がありました。
銃を構えると最近流行の肩ナメ視点になって距離感はつかみやすいです。
残弾数が表示されたりと、地味だけど親切設計があり、嬉しいところです。
クリーチャーはかなり多種にわたり、様々な攻撃を仕掛けてきます。
よって単調さはうまく省かれています。アクションを楽しみたい方にはいい作りだと思います。
私は映画サイレントヒルのストーリーは嫌いですが、そのCG、演出は好きな箇所も
多くありました。とくに裏世界に切り替わるときに壁が溶けるようにはがれめりめりと
錆びが浮き上がってくるのには感動しました。
今回の作品にはその演出があって、良い感じです。ただやはりじわじわ怖がらせるという
より、ドキッ!と、ワァ!と、びっくりさせるような演出のほうが目立っていました。
とりあえず言うまでもないですが、グラフィック面は良いです。
当たり前になったノーマルマップ、アンビエントオクルージョン、CG技術の勉強にもなり、
ハイスペックなゲームは見応えがあって良いです!
あと、音に関してですが、良いです。シリーズ共通のSEもあり、「これぞサイレントヒルだ」と思わされます。
私は5.1chのサラウンド環境がないので、ヘッドフォンでの5.1chでプレイしていますが、
後ろからの音、生々しい音、きしむような苦しい音、やっぱり音でこそ、ゾクッとさせられました。
最後になりましたが、私の一番嫌な印象を受けたのは、「三角頭」の乱用です。
制作はKONAMIではないですが、人気があるからといってそれに頼っていては新たなモノは
生み出されません。
しかも今回、そのデザインがゴツくなって結果的に劣化されていました。
もう彼は過去のよき思い出として置いといて、それを超えよう!超えよう!と必死になってこそ、
いいデザインが生み出され、サイレントヒルの未来が2倍にも3倍にも拡がるはずです。
などなど、シリーズファンには賛否がわかれる作品にはなるとは思います。
どうか頑張ってください、ファンとして応援しています。
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